今日もお疲れ様でした。
人は誰でも『願いごと』はあると思います。でも願いはありながらも、一向に叶う気配がないまま毎日仕事に追われたり、なんとなく毎日が過ぎてしまっている人は多いと思います。今日はそんな人に届いてほしい言葉を見つけてきました。あなたの願望を見つめなおすヒントになれば幸いです。
もし「願いなんてない」という人も、自分の心の奥底にある『本当の願い』に気づいていないだけかもしれません・・・。
ヴィーナス
「『本当の願いごと』だったなら『叶う力』を持っているんですよ。でも、自分の想いとは、ちょっとズレている願いごとなら叶わないんです」
望月麻衣(2021).『満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~』 株式会社文藝春秋
金星の遣いであるヴィーナスが作中で語った言葉になります。
<言葉についてのあらすじ>
鈴宮小雪は、広告代理店で派遣社員として働いている。就活が難航し、派遣社員として働くことになった小雪は、いずれ派遣先で正社員登用の声がかかることを期待して派遣先を転々としているものの、2年間正社員になれずにいた。
時期はクリスマス。地域のクリスマスイベントに関わり、多少の手ごたえは感じていたものの、クリスマスを共に過ごす恋人もおらず、事情があって家族のいる実家で過ごすこともできない小雪は寂しさを感じていた。
そんな時に訪れることになった満月珈琲店にて店員のヴィーナスに小雪が言われたのがこの言葉。ヴィーナスに「あなたは自分の『本当の願いごと』を知っていますか?」と問われた小雪は真っ先に浮かんだ「宝くじが当たること」と答える。
じゃあもし仮に宝くじが当たったとして、得たお金で何がしたいのか、どんな経験がしたいのかと重ねて問われた小雪は言葉に詰まってしまう。続けて「それではズレた願いとなってしまい、叶わない。あなたの宝くじに当たりたいは本当の願いではなく、自分の過去と向き合うことからの逃避だ」と言われてしまう・・・。
自分の『本当の願いごと』は何なのか。「正社員になりたい?誰かに必要とされたい?いや、自分の本当の願い、それは・・・」小雪は仕事のこと、家族のこと、自分自身の過去と向き合い、探していく。
<まとめ>
『良い仕事に就きたい』今までの私の願いはそれでした。しかし給料が高い仕事が良いのか、食いっぱぐれない仕事なら何でも良いのか、そして誰のために仕事がしたいのか、誰を喜ばせたいのか、私もこの言葉を読んで、本当の願いごとを考えました。漠然とただ良い仕事に就きたいではズレてる願いごとになってしまう。
最終的に今はまだ願いを叶えられてはいないけれど、この本と出会って自分の本当の願いを知ることが出来たことで、人生に少し希望が持てました。
世の中には自分の『本当の願いごと』を知らないまま、毎日に違和感を持ち、納得感を得られないまま生きている人も多いと思います。そんな人は自分の『本当の願いごと』を探してみましょう。
一度思いついても、それはなぜしたいのか、なぜそうなりたいのかを深く自問自答してみましょう。もしかしたら、小雪と同じように本当の願いは最初に思いついたそれとはまた違うものかもしれません。
周りの評価や意見に飲まれず、自分自身と向き合って、上辺だけでない自分の本当の願いを探しましょう。そして自分の『本当の願いごと』が分かったのであれば、その願い事はきっと叶う力を持っています。