突然ですが、あなたは自分で自分を褒めてあげてますか?
そして頑張った自分にご褒美をあげていますか?
自分を褒めるというのは、何か大きいことを成し遂げたときに褒めるということではありません。
日常の中の何気ないことでも、できた自分を褒めるのです。
仕事に行くのがつらいと感じているあなた、毎日仕事に行けたことを褒めましょう。
追い詰められて朝起きるのもつらいあなた、朝ベッドから体を起こせたことを褒めましょう。
仕事に行けてえらい、朝起きれてえらい。
こんなことで褒めるのって思いますか?
でもあなた自身がつらい、きついって思ってることができたんですよ。
ここで自分を褒めずしていつ褒めてあげるんですか?
自分だけは自分の味方でいましょう。
「こんなんじゃまだまだ」「もっと頑張れ」なんて鼓舞するのは、心に余裕がある時だけで十分です。
逆境の中でも仕事で成果を出せる人は『自分を褒める能力が高い』というデータもあるみたいです。
ハワイの大学の心理学者エレイン・ハイビー博士によると、よくないことに見舞われてもモチベーションを落とさずに成果を上げるタイプの人が存在するそうです。彼らの共通点を探ると、『自分を褒める能力』であることが突き止められました。(児玉光雄『「できない」を「できる」に変える 大谷翔平の思考法』株式会社アスコム,2023.)
とのことです。
自分を褒めることはその気になればすぐに実行できます。
でも意識していないと褒めることを忘れてしまいます。
最初のうちは意識して些細なことでも自分を褒めるようにしましょう。
自分の体も労わってあげましょう。
栄養のある食事を摂る、温泉に行く、しっかり睡眠をとる。
そしてそれができた自分を褒めましょう。
疲れていてもちゃんとした食事を作れてえらい、遅くまでスマホを触っていたかったけど、我慢して早めに寝れてえらい と。
こうすれば体も心も両方労わってあげられます。
また、自分にご褒美もちゃんとあげましょう。
自分の好きなことをして、好きなものに触れるのです。
時間がなくても、疲れていても、お金がなくても、可能な限りです。
好きなスイーツがあるのなら、お金がなくても週に1回は食べる。月に1回でも食べる。
カフェや水族館など行くと落ち着くところがあるのなら、2か月に1回、短時間でも行く。
制限はあっても可能な限り、自分の好きなことをすることを大切にしてください。
自分が心から好きなことをする。好きなものに触れる。それが何よりのご褒美です。
お金がない、時間がない、と我慢し続けていたら心が擦り減ります。
そうしていたら今のつらい状況から抜け出せるエネルギーも湧きません。
皆さん、自分を褒めてあげてください。ご褒美をあげてください。
厳しい世の中ですが、どうか自分だけは自分を大切にしてあげてください。