あなたは自分の好きなことを大切にして、自分の人生を生きていますか?
毎日の仕事や家のことが忙しくて、好きなことをする時間がない。
好きなものを周りに知られるのが恥ずかしいし、怖い。
そう理由をつけて、好きなものから遠ざかっていませんか?
もしそうなら、いま一度自分の好きなことに向き合いましょう。
今は自分の好き・楽しいを大切にしなければ、生きにくい世の中です。
ストレスに負けないためにも、社会で活躍するためにも、自分の好きは重要になってくると思います。
まずストレスについて、心理学でパーソナリティとキャラクターという用語があります。
パーソナリティは仮面を意味するペルソナが語源で、外に出している自分の表面の部分のこと。
反対にキャラクターは「その人らしさ」や「人柄」といった本質の部分のことです。
人間はパーソナリティとキャラクターはバランスを保てない状態が続くとストレスとなります。
そしてストレスが続き、状態が悪化すると精神的な病気になってしまうとのことです。
忙しくして自分の好き・楽しいことができていないときは、パーソナリティに偏重している場合が多いと思います。
仕事が好きであれば別ですが、仮面つけずに素の自分で楽しく過ごす時間を持つのは大切です。
次に好きなことは社会で活躍するために大切ということについてです。
好きなことって所詮は趣味じゃないの?
これで社会で活躍ってどういうこと?
というように疑問に思われるかもしれません。
鍵となるのは言われ始めて随分経つ、「今の時代は個人の価値を高めることが重要」というもの。
会社の名前に守られたままではなく、個人での社会的価値を高めることが、今の不安定な時代を生きていくには大切だというものです。
一見するとこれはすごく能力の高い人たちの話で、自分には無理だ、関係ないと思うかもしれません。
しかしこの自分の価値を高めるのに、一番大切なのは能力の有無ではないと思います。
一番大切なのは自分の好き・楽しいを追及できるかどうかではないかと私は思います。
好き・楽しいことをして生きている人は生き生きとしており、魅力的に見えます。
そんな人に周りの人たちは惹かれます。
そして今は自分の好き・楽しいを発信しやすい時代です。
発信することで社会で人とのつながり、生きる術を得られるかもしれません。
「好きなことを仕事にできるほど世の中は甘くない」と言われますが、これと真逆のことを言った良い言葉を発見しました。
「好きでもないことを嫌々やって成功できるほど世の中甘くないぞ」
Testosterone(2021).『読むだけで元気が出る100の言葉』きずな出版
普通に組織の中で仕事をしても、報われにくい現代だからこそ大事な考え方だと、私は思いました。
好き・楽しいはあなたの立派な才能であり大切な財産です。
好きでもない仕事や家事に忙殺されて、暗い表情でいる人には誰も魅力を感じません。
あなたがそんな状態であるのなら、あなたがどんなに頑張っていても、人は離れていきます。
自分を大切にして、自分の人生を生きましょう。
参考
弦本將裕(2000).『個性心理学 キャラクターナビゲーション』株式会社同朋舎
Testosterone(2021).『読むだけで元気が出る100の言葉』きずな出版